さかなクンのお母さんに学ぶ 子どもの「好き」を大きく育てる子育て術

テレビでおなじみ、魚博士のさかなクン。魚好きが高じて、いまや東京海洋大学の名誉博士として、魚の情報だけでなく漁業や環境問題についての講演も行っています。

そんなさかなクンの子ども時代のエピソードは、小学館の学習雑誌『小学一年生』サイトで公開中のインタビューでくわしく紹介されています。

小さいころから「好きなもの」にこだわりがあったというさかなクンですが、その「好き」を支えてくれたのは、他ならぬお母さんだったそう。さかなクンのお母さんから、子どもの「好き」を伸ばして「夢」を育む、子育てのコツを学んでいきましょう。

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ギョ歳のさかなクン 母はいつも「好き」を応援してくれた

ムダなことは何一つギョざいません さかなクンの夢が実現するまで

■子どもの好きなことはどんどん応援する!

さかなクンは、小学校に入る前からとにかく絵を描くのが大好き。最初にハマったのは、実は魚ではなく、トラックでした。毎日毎日トラックの絵ばかり描いていたさかなクンを、ある日、お母さんがドライブに連れていってくれたそうです。

インタビューでさかなクンは、その時のことを「着くまで目をあけちゃダメって言われて、着いてから目を開けると、そこには大小さまざまなトラックがズラーッと並んでたんです!」と語っています。

お母さんがサプライズで連れていってくれたのは、さかなクンが大好きなトラックがたくさん並ぶ車庫でした。初めて見る大きなトラックもあり、大興奮だったそうです。

▲さかなクンがギョ(5)歳のころに描いたトラックの絵

■ポイントを押さえて、子どもをきちんとほめる

その後、さかなクンは今でも大好きな魚に興味を持ち出します。すると、お母さんは大きな魚屋さんや水族館によく連れて行ってくれるようになりました。こうやって、さかなクンのお母さんは、いつも息子の「好き」を応援していたんですね。

でも、お母さんの応援はそれだけではありません。

「お母さんは、ぼくの絵を『飛び出してきそう』とか、『この角度でよく描けるね、すごいね』と、いつもほめてくれました。ほめられるとすギョい嬉しくなるので、どんどん描きました」と語っています。

ここで注目したいのが、ただ「すごいね」とほめるのではなく、「(魚が絵から)飛び出してきそう」とか、「この角度でよく描ける」といった、きちんとポイントを押さえてほめていることです。

▲さかなクンが小学生の時に描いた絵

親が適当にほめているか、親がちゃんと見てくれて、そのうえでほめてくれているか、子どもは意外と気付くものです。ちゃんとほめられると、喜びはさらに大きくなり、子どもの原動力となります。

小さい時から、絵が得意だったというさかなクン。絵をたくさん描き続けられたのには、こういったお母さんからのポイントを押さえたほめ言葉も大きく影響していたのでしょう。

■「好き」や感動したことはまわりに伝えていく

さかなクンは、インタビューで小学1年生たちに向けて、「『好き』をまわりに伝えることが大切。夢中になったものの一つ一つには何一つムダなことはギョざいません。感動はみんなでギョ一緒に」と語っています。

そして、保護者の方に向けては「まわりの大人もお子さまの『好き』を応援して後押ししてください」と話しています。 さかなクン自身、子ども次第にお母さんからたくさんほめられて、嬉しくなり、「じゃあ、もっと調べてみよう!」と育ってきたからこそのメッセージと言えるでしょう。

つい、「あれやりなさい」「これやってないの?」と怒ってしまいがちな毎日ではありますが、たまには子どもの夢中になっていることに目をとめて、「すごいね!」とほめて、応援してあげてみましょう。そこから、子どもの夢が広がっていくかもしれません。 そして、お母さんやお父さんも、自分の「好き」を子どもに伝えてみませんか?

そこから新しい関係や、新しい会話、新しい興味が広がっていくかもしれませんよ。

(ライター/相川いずみ)

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